行政書士試験合格のための勉強法
試験の前提となるお話①
今現在行政書士の試験を受けようとされる方に向けて勉強法について書いてみたいと思います。
ちなみに私は、約550時間くらい学習に使いました。しかし、勉強法としては独特だったと思います。どのような勉強をしたかを書かせていただきます。
あくまで、自分自身の経験と合格体験からのお話になりますので、実践されるかどうかや効果のほどは自己責任でおねがいします。
(あらかじめお断りしておきますが、私は試験には合格しましたが、合格するために最低限のことだけをこなすことで合格したので、その経験談を正確にお話しすることはできますが、行政書士試験の問題の解説等は、資格予備校のプロの方が圧倒的に知識や経験が優れています。そのため、時々ご質問をいただくことがあるのですが、試験の問題の答えや解説等は基本的には受け付けておりませんので、ご了承ください。)
まず科目ごとの具体的なお話ではなく、試験の前提等に関して書いてみます。
〈試験の前提について〉
HPのプロフィールにも書かせていただいていますが、私は行政書士事務所の運営だけでなく、中学生を対象とした高校受験専門の進学塾を2023年時点で14年間経営させていただいております。
(14年間の第一志望合格率は、2023年3月時点までの全卒塾生の通算で86.5%です。)
私の経営する学習塾での受験対策で最も重要と位置付けているものは、何よりも基礎が大切だということです。
私は、勉強とは「基礎ができれば応用も必ずできるようになる」という信念を持っています。
まずは基礎を反復をすることで、ある程度の応用問題も自然と解けるようになります。
そして、ご存知の通り、受験では基礎と応用が混在しています。
受験の心得を簡単にいうならば、「取るべき問題は絶対にミスをしない」そして、「自分の合格到達点に必要ない問題には時間をかけない」ということです。
ここでいう取るべき問題というのは、難易度が低い問題及び基礎ができていれば解ける問題のことを指しています。
公立高校受験には、こういった問題がどの科目にも存在しています。割合でいうと約60%くらいです。
(ちなみにこれ、行政書士試験とつながるものがあると思いませんか?行政書士試験は60%取れれば合格できることから、私は学習の際ここに重点を置きました。)
さらに、基礎がきちんとできる生徒であれば対応できる「基礎以上応用以下の難易度の問題」が約20%くらいです。
それ以外の問題はいわゆる激ムズというやつです。志望校の合格点のために解く必要がある生徒以外は取り組まなくてもよいと教えています。
もちろん生徒ごとに細かく解くべき問題等のアドバイスや指導は行いますが、上記の中から「簡単な問題を見極め、自分に必要な点数をかき集める」これが弊社の受験対策の基本形です。
14年間このスタイルを崩していませんが、通算で約86%の生徒が第一志望校に合格しています。